レヴィオルストーリー2
「ふーん。君がアレンの女か。あいつもいいの見つけるなぁ。さすがイケメン」
「…アレン?アレンが何?貴方、アレンのこと知ってるの??」
やたらとアレンアレン繰り返すレイに、クウェンナはへらっとしたまま更に笑う。
…それ、結構難しそう。
こんなときに暢気に思うレイ。
「俺はアレンの兄ちゃん。まぁ血は繋がってないけど、そう呼べるくらい仲がよくてね。」
その言葉にレイは息を飲んだ。
(アレンの、お兄さん?)
しかも、実際そうではなく、そう呼べるくらい仲がよかったとのこと。
…あのアレンがお兄さんのように慕っていた(らしい)って人が、何故こんなことを?
レイの頭の中は疑問符だらけになる。