レヴィオルストーリー2
朝食を食べ終えて会議室に行くと、レイ以外のみんなが既に集まっていた。
ギルク、イル、ルティ、大天使のミュリエル、忍帝のオージャス。
オージャスはイルの父親だ。
アレンは五人を見てから黙って椅子に腰かけた。
「おし、始めるか!!」
ギルクが大きな声で言った。
その言葉にルティ、オージャス、ミュリエルは不思議そうにする。
「レイちゃんは?」
オージャスが隣の娘に聞く。
「レイは今日はいないのっ。」
イルは若干焦って言ったあと、アレンを見てからギルクと目を合わせた。
アレンはというと聞こえなかったのか、シルラがあらかじめ円形のテーブルに用意していたお茶を飲んでいた。
「そうなのか。風邪か?」
ルティがギルクに聞くと、
「違う。早く始めようぜ!」
そう言ったギルクが強制的に会議の話題へと変えてしまった。