レヴィオルストーリー2
「…………え?」
突然の質問に、レイはマリンブルーの大きな瞳をぱちぱちと瞬かせ驚く。
「…ごめん、聞こえたんだ」
そう切り出し、アレンは事情を説明した。
レイのアレンを信じれない、という言葉を聞いてしまったこと。
いきさつを聞いたレイは、涙目になって否定した。
「違うの、あの、あ、でも違わなくて…。ごめんなさい、聞いてたなんて…」
慌てるレイをジッと見るアレン。
レイはその視線に沈黙した。
アレンも何も言わない。
レイは深呼吸すると、理由を話すことを決めた。
「…使用人が、噂してて。シルラとアレンができてる…って。
私、そんな訳ないのに不安になって、それであんなこと言ったの。
本当にごめんなさい…。」