レヴィオルストーリー2
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午後6時。
会議だらけだったアレンはやっと解放され、執務をやっていた。
もちろん隣にはレイがいる。
「ん?」
ふとアレンが顔をあげた。
扉の方を見て眉を潜めると、レイを引き寄せ仕事を続ける。
「アレン?」
急にアレンに引き寄せられ、レイは不思議そうに彼を見上げた。
アレンは何も言わない。
コンコンッ
軽いノックの音がした。
「…入れ」
若干扉を睨みながらアレンが言う。
入って来たのはシルラと、金髪の知らない男だった。
「アレン様、お客様です」
シルラはレイとくっつくアレンににこやかに言う。
レイは男の人を見て頭を傾げた。
「誰?会ったことありますか…??」
「…え?レイの知り合い??」
アレンはビックリしてレイに聞く。
「いいえ。でも、見たことある気が…」
「まぁね。勇者様もあるよ」
黙っていた男が口を開いた。
レイはその声に目を見開く。
「俺はフェニスさ。元魔王様の側近。」