レヴィオルストーリー2
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「クナルさん!」
応接間に行ったクナルは、そのすぐそばの玄関ホールから綺麗な可愛らしい声に呼び掛けられた。
「あ」
「おお、レイちゃんかい。久しぶりじゃの。」
メディンが声の主に声をかける。
レイは相当急いだのか、息を切らしてクナルのところまでまた走ってきた。
「メディンさんリディンさん、こんにちは。
あの、あ、アレンは…」
「医務室で寝てるわ。早く行ってあげなさい。」
「はい、ありがとうございますっ」
ぺこりと頭を下げると、走り去っていく。
「アレンが医務室で寝てるって…何でじゃ?」
リディンが薬を渡しながら眉を潜めて聞いた。
「今朝疲労とストレスで倒れてしまって…。」
「何!?わしらも…」
「ああああ、ちょっと待って!!」
今すぐにでも走って行きそうなメディンとリディンをクナルは一生懸命止めた。