レヴィオルストーリー2

「…レイ!」


「《風の精霊よ、降臨せよ!》」


アレンに呼ばれたレイは即座に精霊の力でロボットを吹っ飛ばした。


その先にはアレンの剣を拾ったマケドニスがいる。


マケドニスは剣を一度芝生の上に置くと、自身の武器を取り出した。



そして、ロボットをおもいっきりぶった斬る。




ガシャアン!と物凄い音を出し、鉄で出来たそれはすぐにダウンした。





「…ナイス!」


ロボットを警戒し、目で追っていたアレンがそう言ったところで。





「私を忘れてないか?」






後ろから、ブエノルの低い声。




振り返ると、ブエノルがサーベルを振り上げていた。



狙いは、ルルアン。






「――…!!」




目を見開き驚くルルアンに、またサーベルが向かってくる。



覚悟したその時、ルルアンだけでなくリルムとルルをも、何かが包み込んだ。






そして、サーベルは。



ルルアン達を庇い逃げようとした、アレンの脚に突き刺さった。







< 541 / 861 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop