レヴィオルストーリー2
第八章◆
─────憎い。
悲しい、辛い、
悔しい、憎い。
それがあの頃の、
自分の全て。
それを圧し殺して、隠して。
自然とできた表と裏。
どれだけ泣いても
どれだけ想っても
どれだけ愛していても
亡くなった人は戻らない。
何をしたとしても──…・・
護るべきものに護られて
護るべき愛する人を失った
だから俺は捨てたんだ
愛する人の死の原因の、自分自身──“僕”を、捨てたんだ……。
そんな俺を変えてくれた、
大切な仲間たち。
そして愛してくれた、
今では一番大切な彼女。
────愛してる。
だから、いなくならないで。
もう、なくしたくない。
大切なものも、自分自身も─────…・・