レヴィオルストーリー2
「…おい。イル、レイ。」
呆然としているレイと、きゃあきゃあ騒いでいたイルはギルクの低い声に振り向いた。
ギルクは眠っているアレンの上半身だけ起こし、青ざめている。
「……?どうしたの??」
イルがきょとんとして訊ねた。
レイもぱちぱちと瞬いてギルクとアレンを見る。
ギルクはこの世の終わりのような表情で、二人を見た。
それから、こう言ったのだ。
「……アレン、
息してねぇぞ…」