レヴィオルストーリー2


この半年間、魔王が残した山積みの問題の為にアレンはかなり忙しく仕事をしていた。

めんどくさがりのアレンだが、仕事だけはきちんとする。



今日の休憩は食事以外は会談の後の二時間だけ。


「休憩の後は?」

「夜まで執務です」

「明日の朝は?」

「明日は朝は休憩です。10時まで自由ですよ。」

「まじか」

「レイ様の散歩にご一緒したらどうですか?」

「…うん、そうする」


レイは最近毎朝散歩をしている。

そうすると気分がすっきりしていい1日のはじめにできるのよ、と彼女は言っていた。


明日はちょっと時間をずらしてもらおう、と考えながら、アレンは会議室に入って行った。



会議室には四人の街長が丸いテーブルを囲んで座っている。



トウキシティのグレヌ、

レイマシティのジャスティン、

カルアシティのエニス、

ノスラムシティのヴァンヌ。



レヴィオル国の主要都市の長たちだ。




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