レヴィオルストーリー2
─────光が見える。
あれは……天国の入り口か?
けどそれにしては身体が重い。
まさか、まさかの…地獄?
俺は地獄行きなのか?
一応死んだら天国逝けるって思ってたんだけど。
……何だか、死んだ気がしない。
死んだ筈なのに痛いし、…苦しい。
死んでからも苦しいとかありえねぇ…。
─────カツンッ!
軽い、音がした。
真っ暗な中で確かに聞こえた。
ピクリ、と無意識に指が動く。
一気に光が瞼の上から射してきた。
「…………ぅ……」
眩しい。
アレンは重い瞼を上げた。
ゆっくりと、綺麗な碧の瞳が開かれる。
─────開かれてしまった。