レヴィオルストーリー2
「ううん…。私も、ごめんなさい…。」
レイはそう言ってから、その綺麗な顔で可愛らしい笑顔を見せる。
アレンはそれを見て口元を緩め、レイの手を自分の額に宛てると目を閉じた。
「アレン、気分はどう?」
「…最高。」
「…じゃあもっと最高にしてあげるわ。」
レイはそう言うと、アレンの頬にキスをした。
シルラがしたところに。
それを消すかのように、優しく。
アレンは目を開いて、熱で火照った頬を更に赤くした。
自分でしときながら、レイまで真っ赤になっていく。
「…レイも熱、あるんじゃないか?」
「もうっ、わかってるくせにっ」
からかうアレンに膨れたレイは手を離してしまった。
「あ、駄目」
「え?あ、アレン、起きちゃだ…」
め、と言おうとしたレイは何も言えなくなってしまった。
体を起こしたアレンが、レイの手をとる前によろけて抱き着いてきたからだ。