レヴィオルストーリー2
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場所は隣に変わって、勇者の城勇者執務室。
「…………お~い」
「ひっく、うっ」
「………泣くなよぉ」
「…ッうわあぁ~ん!ギルクぅ~っ」
「…ヘブシッ!!!!」
泣きまくっていたイルを慰めていたギルクは、いきなりその彼女に飛び付かれ思い切り腹を打った。
気にせずひたすら泣くイルはギルクの首筋にすがり付く。
「わあぁあ~んッ、馬鹿あぁあ~」
「……………………」
(何でこんなことに…)
痛みで自分まで泣きそうになりながら、ギルクはぼんやり思い返した。
確かシルラとルシアンを霊安室に運んでから、やって来たオージャスの情報を元にスパイの処理をマケドニスとして。
その次は国家軍隊の隊長副隊長達に後を任せて、マケドニスから話を聞いた。
ここで納得。
「………あー、そこか」
そのマケドニスの話のことで、イルはピーピー喚いて泣いているのだ。