レヴィオルストーリー2
第二章◆
────真っ暗。
まさにそうとしか言い様のない、月の光も届かない暗い空間。
そこで何かが、希望と共に目覚めた。
「……やっと、見つけた…。」
その者は待っていた。
長い間、ずっと。
「『魔王』…、貴方ができなかったこと、私がしてあげるわ」
空間に浮かぶ水晶玉を覗きながら、その者は呟いた。
「待ってなさい、神ファンリュジョン────。」
静かに闇が、動き出す。