レヴィオルストーリー2

「……俺はどれくらい寝てた?」

「3日です」


すぐに即答するマケドニス。


なんだ意外と短いな、と呟くとアレンはぱっと顔をあげた。



「…サリルナ教皇に連絡は?」

「明日来られますよ」


これまた即答。



傍で二人の会話を聞くクナルはマケドニスの仕事っぷりに感嘆した。



「…明日か。シェリーも霊安室に?」

「はい。あの戦いで亡くなってしまった他の8人もです」


それを聞いたところでアレンの動きがピタッと止まる。

眉間にシワを寄せ、マケドニスの藍色の目を覗き込んだ。



「……8人…亡くなった??」



あの戦いで総動員した国家軍隊は全員で1230人。


本来ならもっといるのだが、まだ革命から半年しか経っていない為不足しているのだ。


8人という人数は少ないのだが、それでもアレンの表情は曇った。


それを見たレイが哀しそうに眉を下げる。



「…魔法軍隊が3人、騎士軍隊が1人、武術軍隊が2人と使用人2人です」

「……使用人??」

「ロレスウェルかと…」



あぁ、と納得してアレンは俯く。




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