レヴィオルストーリー2

「……それってかなり駄目な気がするんですけど」

「まぁ気にすんな!俺だから安心だろ?!」

「全然」

「………冷たいな」


冷めた反応のアレンにルティは少ししょげた。

いい大人がかなり子供っぽいリアクションをとる。



「…で、処分、なんだけど。」


そんなことは露ほども気にせず、アレンはロレスウェルとモスウェルとの話に戻った。


二人は唖然としながらルティを見ていたが、アレンに視線を戻す。



そして、二人が言い渡された処分は。





「即刻帰れ」






─────そんな、信じられない言葉だった。










「………は!?帰れ!?それだけ!?」

「し、死刑とかじゃないの!?」


二人は目をひんむいてめちゃくちゃ驚きながらアレンに向かって喋りまくる。

鬱陶しそうに眉を潜めたアレンはそれらを聞くと、


「何お前ら殺されてぇの?」


と真顔で二人に訊いた。


ブンブン首を横に振るロレスウェルとモスウェル。


さすがは姉弟。


息ぴったりだ。





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