レヴィオルストーリー2


「アレン、おはよう」


ふと後ろから声がしてアレンは振り返った。


レイがキラキラした笑顔をアレンに向けている。



アレンも微かに表情を緩めて返事した。



そこにシルラが戻ってくる。




「あらレイ様、おはようございます」

にこやかな挨拶。

「あらシルラ、おはよう。」

こちらもにこやかに。




「おっはよ~…ぁえッ!?」


勢いよく食堂に駆け込んできたイルはすぐに急停止して奇声を発した。


「んどわッ、イル、お前いきなり止まるな!!」


一緒に来たギルクはぶつかりかけて怒る。



「…朝からおっそろしいモノを見たわ」

「ん?…ぅええ!?」


イルが見た方向に顔を向けたギルクも奇声を発する。




二人の視線の先にはお互いにこやかにしながら黒いオーラを発するレイとシルラがいた。




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