レヴィオルストーリー2
「ごちそうさま」
デザートも完璧に平らげたアレンが立ち上がると、マケドニスがサッと後ろに現れた。
「アレン様、少しいいですか」
「ん?」
「ルルアンが遊びに出掛けたいと暴れだしたのですが」
「…誰か適当に選んで一緒に行かせろ」
「それが、レイ様とがいいと言って聞かないのです」
「……………。」
アレンは心底不機嫌そうに眉を潜めた。
(…嫌がらせか??)
シルラといいルルアンといい、全くもって迷惑だ。
しかも両方言っても聞かないのだから困る。
「…また今度って言っとけ。」
「聞かない場合は…」
「意地でも聞かせろ」
「…はい。」
マケドニスはアレンの機嫌が悪いのを察して大人しく従った。