レヴィオルストーリー2
結局薬は後回しにして教皇との話を始めることになる。
ちなみにマケドニスはそれを常備していたが、そんなことは知らないアレンは得したと内心喜んだ。
「すみませんでした。そちらにお掛け下さい」
一つ咳払いしそう言うと、アレンは王座から立ち上がり脇にあるソファーに腰を下ろした。
そのソファーのローテーブルを挟んだ向かいにある同じものに教皇も腰掛ける。
挨拶もそこそこに、早速本題に入ることにした。
「シェリーがどのようにして亡くなったか、なんですけど。
マケドニスが最初に見つけたので、彼に話して貰います」
「あら…そうですの。お願いしますわね、マケドニスさん」
アレンに目配せされ、教皇に見つめられ、マケドニスは緊張しながらも頷く。
そして口を開くとその時の様子を話し出した。