レヴィオルストーリー2


「あれが~??」


「…『あれが~??』って何だよてめぇ」


ムカついたアレンは部屋の中に入って参戦する。



「うわっ、アレン!!」

「アレン様!!」


ルルアンとマケドニスは二人一緒に驚いて目を見開く。


子供と一緒になっている側近にアレンは呆れた。



「…マケドニス、お前は何でも大袈裟すぎる。俺より強い奴なんていっぱいいるだろ。」

「いっぱいいるわけないじゃないですか!いっぱいいたら魔王なんか三日で消えてましたよ!!」


『魔王』という言葉にアレンは不機嫌な顔をした。



「アレンなんかより僕が強いも~んッ」


「パルス村で盗賊に捕まりかけたのは誰だよ」


生意気に言うルルアンにアレンがツッコむと、エルフの少年は下手な口笛を吹いて誤魔化した。



< 72 / 861 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop