レヴィオルストーリー2
「あれが~??」
「…『あれが~??』って何だよてめぇ」
ムカついたアレンは部屋の中に入って参戦する。
「うわっ、アレン!!」
「アレン様!!」
ルルアンとマケドニスは二人一緒に驚いて目を見開く。
子供と一緒になっている側近にアレンは呆れた。
「…マケドニス、お前は何でも大袈裟すぎる。俺より強い奴なんていっぱいいるだろ。」
「いっぱいいるわけないじゃないですか!いっぱいいたら魔王なんか三日で消えてましたよ!!」
『魔王』という言葉にアレンは不機嫌な顔をした。
「アレンなんかより僕が強いも~んッ」
「パルス村で盗賊に捕まりかけたのは誰だよ」
生意気に言うルルアンにアレンがツッコむと、エルフの少年は下手な口笛を吹いて誤魔化した。