レヴィオルストーリー2
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ルルアンとルルはみんなが忙しい昼過ぎに城を抜け出した。
大きな白い城門を出ると、小さなルルアンはルルにまたがって城の聳え立つなだらかな丘を下る。
途中にあるメディンの家で見つかりそうになったものの、何とか商店街まで行けた。
「うわ~、すっごいな!」
けどお金がないからここはスルー。
ルルはてくてくとひたすら歩く。
一度パルス村で買ってもらった帽子が落ちそうになって、慌てて被りなおした。
「そういえば何でエルフなのを隠さなきゃ駄目なんだろ…」
ルルの背中にちょこんと座りながら、少し疑問に思う。
「帰ったら教えてもらおっと♪ルル、あっち行こ!」
探検気分ではしゃぐルルアンはこの後酷い目にあうことになるのを知りもしないで、街中をぐるぐる移動した。