レヴィオルストーリー2

ダーチェスの手から黒魔法が放たれる。

しかしやっぱりギルクとイルの二人はそのまま突っ込む姿勢を崩さなかった。



「《結界強化》ッ!!」


イルが杖を突き出しあらかじめ張っていた結界を強める。


しかしやはりダーチェスの方が力が強いのか、少し耐えた結界もすぐ破られてしまった。


結界を破った黒魔法が襲いかかる直前に、ギルクが脇に避けてそれをかわす。



しかし、それが甘かった。



黒魔法は向きを変え、また二人に向かい今度は後ろから襲いかかった。



「ッえ~!?まさかの!?」


やっべぇ~!!と大袈裟に叫ぶギルクとイル。


そんなお馬鹿な二人の為に、レイが光の精霊を呼びかなり強い結界を張った。


さすがに光の精霊となると黒魔法も弱まっていく。



ギリギリまで黒魔法が弱まったところで、アレンがそれを斬撃で吹き飛ばした。




「ナイス、レイ」

「アレンも」


二人がそうしている間にダーチェスに攻撃をしていたギルクとイルも、隣に戻って来た。


攻撃はやっぱりダーチェスには効かなかったのだ。



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