レヴィオルストーリー2
みんなに見つめられ超注目されている薄い金髪の女性は、マケドニスの言葉にふふふ、と笑う。
「そうよ、神。私の名前はファンリュジョン」
そう言って座り込んでいるマケドニスとアレンに合わせ、自分もしゃがむ。
ファンリュジョンとパチッと目が合ったアレンは、その碧の瞳に困惑の色を覗かせた。
「……神…なんて…」
そう囁くように言いながら、一応マケドニスを庇う。
その様子にファンリュジョンはオッドアイの目を細めた。
「…いるわけない、って思ってたのよね」
「………………。」
「無理もないことだわ。でも神は実在する。それが私。
貴方は知っているでしょう?
神と闇王の関係も、世界の生まれ方も」
「……あんなの…」
「ただの童話じゃないわ。あれはほぼ事実。」
にっこり笑ってきっぱり言い張ったファンリュジョン。
そんな中アレンは、
(心の中を読まないでほしい…。)
本気でそう思った。