レヴィオルストーリー2
「で、どこにいるのかしら」
レイがイルに向き直って訊くと、イルはう~んと唸った。
「それがねぇ、おっかしいのよ。こんな時間にそんなとこいるわけないじゃないのッて感じ。
あたしだったら帰ってカップラーメン食べるのに…」
「だからどこだよ」
そんな感想いらねぇよ、みたいなオーラを出しまくりのアレン。
ギルクはその『ツッコミ的オーラ』に感動したとか。
「えっとぉ、街の…公園」
イルはそんな男二人を無視して、レイとマケドニスだけに向かって困りながら言った。
「………………。」
しばしの沈黙。
そして。
「…何やってんだぁ?アイツ…」
ギルクが呟いた。
「まさか寝ちゃってるとかはないわよね?」
レイも呆れ顔になってしまっている。
「夏が近いからってそれはないでしょ~。寒いって」
イルも言った。
アレンに至っては喋るのも嫌になるほど呆れたようだ。
「…とりあえず、行きましょう」
固まってる四人に、マケドニスは静かに優しくそう言った。