レヴィオルストーリー2

ファンリュジョンが結界でダーチェスの攻撃を防ぎながら妖精と会議している間。



「………おい、アレン」



レヴィオル一行は一旦その場から離れて、こちらも会議をしていた。


神も勇者も何とも暢気なものである。



「何ギルク」

「どうするよ?」

「それを今考えてんだろ」

「何か案ねぇのか?」

「だから考えてるっつっただろ。お前も少しは考えろ」


…そんなやり取りをし続ける。


レイとイルも必死に考え、マケドニスとクナルは従うべく考える人化している四人を見守っていた。



しばらくして結論に辿り着いたのか、アレンがクナルに言う。


「…クナルは今のうちにマケドニスの治療しといて」


その言葉に頷いたクナルは直ぐ様マケドニスの怪我の治療に取り掛かった。


続いてアレンは教皇とニーナにもっと安全な場所へ行くように告げる。



しかし教皇は頭を縦には振らなかった。





「役立てるかはわかりませんが。お手伝い致しますわ」






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