レヴィオルストーリー2
第十二章◆
――…真っ暗な谷底。
そんな孤独な場所が、私の居場所。
『――…姉様。寂しいわ。』
引き離されてから、何度も呟いた。
最愛の姉様。
私と瓜二つな、綺麗な姉様。
──どうして引き離されなきゃいけなかったの?
神と闇王は、一緒にいちゃいけないの?
私達を引き離したのは、誰──…?
孤独な毎日。
存在を消す毎日。
泣きながら命乞いをする魂もある。
可哀想だけど、自分が招いた結果でしょ。
消さなきゃ、いけないの。
──それが、私の役目だから。
消して、消して、消して。
泣いて、泣いて、泣いて。
そんな毎日に嫌気がさす。
『姉様。私、もう嫌…』
この無意味な毎日を壊したい。
壊したい。壊したい。
───私と姉様を引き離した世界を、壊したい。