レヴィオルストーリー2
「ルルなら探してあげるから、泣き止んで。ね?」
レイがアレンにしがみつくルルアンに言うと、ルルアンは顔をあげた。
「本当に?」
ルルアンに言われたレイはアレンを見た。
アレンはイルに視線を送る。
「イル、位置断定の魔法できるか?」
「うんっ、まだまだ余裕よ☆」
位置断定と瞬間移動の高度な魔法を連続でしたのにも関わらず、イルは元気に言ってまた魔方陣を広げた。
「《位置断定》…。ルルは…」
イルは間をあけて目を開くと、
「街の民家にいる」
夜の公園に響き渡る可愛らしい声で言った。