レヴィオルストーリー2
そんな状況で、更に追い討ちをかけてきたのが次の神の言葉。
「…私は、もう地上には降りられない…。
ダーチェスが掟を破った分、私も掟を無視できる。その分は使い果たしてしまった…。」
「………は?俺らだけで何とかしなきゃいけないのか?」
ギルクが目を丸くして言うと、ファンリュジョンは目を伏せて頷いた。
呆気にとられるギルク。
「嘘だろ…」
マケドニスがガラス体を見ながら囁いた。
「今の私にはあれを封印するくらいの力しかないのです。
上に戻れば力は戻るけれど、そうするとここに降りられない。
そのまま一生封印した方がいいと思うわ…。」
──…なんだか呆気ない終わり。
否、終わりではなくある意味はじまり。
闇は終わらず、封印されるだけ───…。