レヴィオルストーリー2
「…ここ?」
「うん、ルルはこの家にいるわっ!!」
公園を出て約10分。
アレン達はあのまま徒歩で一つの民家の前に来た。
「ル~ル~!!!!」
「うわっ、叫ぶなルルアン!!近所迷惑だぞっ!?」
「ギルクの声もね」
騒ぐ二人にレイは静かに諭した。
「レイ様は冷静ですね」
「今さらかよっ!?」
「ギルク黙れ」
「…ハイ」
馬鹿なやり取りの最後を「黙れ」で締めくくったアレンは、はやるルルアンを制しながら民家のベルを鳴らした。
「絶対『こんな時間に誰だよ』とか思われてるわねッ」
「楽しそうに言わないの」
イルとレイがそんな話をしていると…
「はぁ~い」
幼い女の子の声がした。