レヴィオルストーリー2
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「さてと。話の内容はわかっていますわね?」
───教皇に連れられ、誰もいないだだっ広い部屋に移動したアレン達。
ふかふかなソファーに座ったところで、早速白き美人はそう切り出した。
「…はい」
アレンはしかめっ面してそれに答える。
最近教皇にも素が出てきていた。
「闇王の封印のことですよね」
短すぎるアレンの返事の代わりに、マケドニスがそう訊ねる。
白い髪を揺らし、教皇は頷いた。
「これからどうするのか考えなければいけませんわ。
世界規模の問題ですし、決めたら他国の方々もお呼びしなければ」
「他国の方々…?」
「東大陸や南大陸の方々です」
イルの疑問に返答したニーナ。
彼女はひたすらメモをとり、記録を残していた。
「…世界会議、ですか?」
「そうなりますわね。どうするのかを報告します。
各国が異変を察知していないワケがありませんわ。
説明なしには協力は求められませんし。」
教皇のその言葉に苦い顔をしたアレンは、そのまま出された紅茶を飲んだ。
暖かいそれにほっと息をつく。