レヴィオルストーリー2
「……10年、ですか。
その時私がこの位にいるのかは定かではありませんが…、そうですね。
それがいいでしょう」
教皇も少し考えたものの、理解し納得してくれた。
これで、どうするのかは決まり。
「…色々な人に協力してもらいましょう。それから10年後、俺が召集をかけます」
「わかりましたわ。そういう風に伝えましょう。
問題は世界会議の方ですわね。
会議だと呼んで、素直に来てくれる国は少ないと思いますわ」
「なら、とりあえず集まった国だけで話して、来なかった国は関係が良好な国が教えればいい。
無理に集めると逆に反感を買うし…」
「………………。」
アレンと教皇の間で交わされる、途切れることのない物凄いスピードの会話。
普段そんなに饒舌ではないアレンの会議モードを見て、提案者のクナルはポカンと口を開けていた。
それにマケドニスが気付いて苦笑する。