レヴィオルストーリー2
「な、何だよお前ビビったぞ!
それにしても、アレンもそんくらいノリよく絡んでくんねぇかなぁ。
最近冷たくって俺寂しい」
「ルティさん思春期の娘を持った親父みたいっスよ」
「いや息子だろう」
「否定しろよッ!」
そんな感じにノリとテンポよく続けられる会話。
いくらかそれを交わしたところで、ギルクがハッと話が反れていることに気付いた。
「あぁあ、こんな話してる場合じゃなかったッ!」
「うぉ、またかお前いきなりだな。で、何だよ話って」
そう言うルティもようやく彼の話を聞く気になったらしい。
壁に背を預け、首を傾げてギルクを見つめた。
「あぁ、あのさ。ルティさんも世界会議出てたし、修行するだろ?」
「まぁそれがなくても毎日してるな」
ギルクの問いに頷き言うルティ。
「いやそれは俺もだけどよ。
このままじゃなぁ、この俺の少ない脳みそで頑張って考えて修行することになるんだ」
「いつもどんなんしてんだ?」
「滝に1000000秒打たれるとかだなぁ」
「秒で言わないでほしかった」