レヴィオルストーリー2
「何よ、アンタ出てこないでっ!あたしはアレンとお話してるのっ」
先ほどまでの素直な態度を一変させたリルム。
偉そうに言われて、ルルアンは噛みついた。
「うるさいっ!だってルルは僕のだもんっ!!」
「うるさいのはアンタでしょっ!おちびちゃんが逆らわないのっ」
「ちびじゃないやいっ」
「ちょっと、駄目よ。やめなさい」
見かねたレイがまるで母親のように宥める。
「オバサンは口出ししないでッ」
「はぁーい♪」
レイに擦りよって従ったルルアンと、失礼な発言をしたリルムの言葉が重なった。
「…オバサンではないわよ」
微かにひきつった笑顔にリルム以外は恐怖した。