レヴィオルストーリー2
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「うぅぅ…だからリルムと遊ぶなんて嫌だったんだぁ…」
小さなエルフは蹴られた腰を擦りながら嘆き、イルの部屋がある最上階に行った。
ルルをお供に連れて、イルの部屋のドアをノックする。
…返事はない。
「あれ、お仕事かなぁ。執務室行こっか、ルル。」
しかし、執務室にもいない。
「あーれぇ…??」
ルルアンは困った。
クナイを借りて行かなければ、確実にしばかれる。
それだけは嫌だ。
「どうしよ…」
とりあえずまたイルの部屋へ。
「…おじゃましまぁす…」
一言断ってドアノブを押す。
すると、いとも簡単に開いてしまった。
「うえ?鍵かけてないの??」
ルルアンもルルも首を傾げた。