レヴィオルストーリー2
「…いいのかなぁ、ルル?」
くぅん、とルルが返事をする。
「わかんないかぁ。でもリルムにまた蹴られたらやだよ…」
腰を擦りながら思い出してムカムカした。
そして結局、クナイを探す。
「ないない…、あ!ルルナイス!」
ルルアンが見当違いの場所を探していると、ルルがあっさりと見つけてしまった。
「イル、ちょっと借りるよーっ」
罪悪感をちょっぴり感じながら、ルルアンはそろそろとイルの部屋を出た。
階段を駆け降りる。
「…あり?ルルアン??」
不意にかけられた声にルルアンは心臓を跳ね上がらせた。
「ぎぎぎギルクっ!」