レヴィオルストーリー2

ギルクは上からルルアンとルルを見下ろしていた。

反射的にポケットを押さえる。


「どぉした??何慌ててんだぁ??」

「えっ、あっ、なななんでもないっ!」

「えっ!?おいっ」


一気に階段を走って姿を消したルルアンとルルにギルクは首を傾げた。



「…何だぁ?」



 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

「遅いっ!待ちくたびれたぁあ!!アンタおちびちゃんのくせにノロマなのぉ!?」


例の衣服室のような場所に戻った途端にルルアンは怒鳴られた。


「じゃあお前が行けばよかったんだろぉっ!」

「『くの一』リ・ル・ム・ちゃ・ん!!」

「何か増えてるよぉっ?!」


リルムはルルアンを無視してクナイを片手に鏡に向かって決めポーズした。


忍者のコスチュームが微妙にぶかぶかだが本人は気にしていない。



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