mariage~酒と肴、それから恋~《6》
ほんと疲れた。
出勤するたび、トラブルばっかり。
会社のフロアの電気を消したとともに、私のスイッチもオフ。
寒いし疲れたしお腹すいたし、ほんと心が折れる。
脱力して電車の座席に身を預ける。
朝はサラリーマンでぎゅうぎゅうの満員電車で出勤。
帰りは、帰宅ラッシュが済んでて座れるからマシ。
酒臭いサラリーマンの横に座って、何で私、こんなに長く働いてるんだろう。
『お疲れ様。雨降ってきたよ。大丈夫?』
凱くんからのメッセージに、サラリーマン越しに窓の外を見る。
窓に映る疲れた自分の顔に打ち付ける雨。
……まじか。
『駅前のコンビニで傘買うわ』
そうやって、家にたまっていくビニ傘…。
小雨ならダッシュ?
ため息をつくと、窓に映る顔がグッと老け込む。
こんな疲れた顔、帰って彼氏に見せるなんて、そこが一緒に住んでる弊害かしら。
凱くんだって、疲れてるんだから。
凱くんは、これから出勤なんだから。
出勤するたび、トラブルばっかり。
会社のフロアの電気を消したとともに、私のスイッチもオフ。
寒いし疲れたしお腹すいたし、ほんと心が折れる。
脱力して電車の座席に身を預ける。
朝はサラリーマンでぎゅうぎゅうの満員電車で出勤。
帰りは、帰宅ラッシュが済んでて座れるからマシ。
酒臭いサラリーマンの横に座って、何で私、こんなに長く働いてるんだろう。
『お疲れ様。雨降ってきたよ。大丈夫?』
凱くんからのメッセージに、サラリーマン越しに窓の外を見る。
窓に映る疲れた自分の顔に打ち付ける雨。
……まじか。
『駅前のコンビニで傘買うわ』
そうやって、家にたまっていくビニ傘…。
小雨ならダッシュ?
ため息をつくと、窓に映る顔がグッと老け込む。
こんな疲れた顔、帰って彼氏に見せるなんて、そこが一緒に住んでる弊害かしら。
凱くんだって、疲れてるんだから。
凱くんは、これから出勤なんだから。