mariage~酒と肴、それから恋~《6》
悶々してるうちに駅に着いたら、小雨。
駅前のコンビニに目を向け、さて、どうするか、傘買う?
…うーん、お金勿体ない。走って帰ったら5分くらいだし、即決。
走る!
コンビニ寄らずに、ダッシュする。
「結希乃ちゃーーん!」
数メートルダッシュしたところで、後ろから勢い良く呼び止められた。
振り向くとビックリ。
「凱くん?!」
「待って、待って、一緒に帰ろ」
傘を持った凱くんが、寒いねーと身を縮めながら笑顔で駆け寄ってくる。
「結希乃ちゃん、コンビニで傘買うって言ってたからコンビニで待ってたのに。前を走り去って行くからビックリしたよ~」
「こっちもビックリしたよ、まさか迎えに来てくれるなんて。でも、ありがとう」
さっと傘を広げて、入れてくれる。
「行くって入れたじゃん。既読になってないから見てないんだろうけど」
「あ。ごめん」
気づかなかった。
「いいよ、帰ろう」
部屋着の上にダウンコート羽織って、傘持ってきてくれるなんて。
駅前のコンビニに目を向け、さて、どうするか、傘買う?
…うーん、お金勿体ない。走って帰ったら5分くらいだし、即決。
走る!
コンビニ寄らずに、ダッシュする。
「結希乃ちゃーーん!」
数メートルダッシュしたところで、後ろから勢い良く呼び止められた。
振り向くとビックリ。
「凱くん?!」
「待って、待って、一緒に帰ろ」
傘を持った凱くんが、寒いねーと身を縮めながら笑顔で駆け寄ってくる。
「結希乃ちゃん、コンビニで傘買うって言ってたからコンビニで待ってたのに。前を走り去って行くからビックリしたよ~」
「こっちもビックリしたよ、まさか迎えに来てくれるなんて。でも、ありがとう」
さっと傘を広げて、入れてくれる。
「行くって入れたじゃん。既読になってないから見てないんだろうけど」
「あ。ごめん」
気づかなかった。
「いいよ、帰ろう」
部屋着の上にダウンコート羽織って、傘持ってきてくれるなんて。