【長完】Keeper.l
ズンチャッズンチャ、音が大きくなってくる。
それと同時に、多分イヌオくんとやらなのであろう、着ぐるみがいた。
ちなみに色は、ベージュ系統だ。どうでもいいが。
人はまばらにポツポツといるだけかと思ったら、想像以上に居てびっくりした。
十勝が追っているイヌオくんはそろそろ退場ムードになっていて、よっぽど離れるのが辛いのか、泣き出している子供までいた。
……何故そんなにも人気なのか?
思わず隣の金髪を見れば、相手も同じことを思ったようで、顔を見合わせて肩を竦めた。
『十勝、どこにいるの?』
「そこらへんにいるだろ」
『あ、そう。』
適当だなー、と思いながら辺りを見渡せば、
『いた』
「どこだ?」
『あの、犬の着ぐるみの隣。』
「マジかよ…」
十勝を確認して、金髪がドン引いたような表情をした。
私たちの視線の先には、子供を押しのけたのだろうか、ホクホクとした笑顔で着ぐるみのイヌオくんの手を握っている十勝がいた。
……あいつのキャラ、ヤバくないか?
それと同時に、多分イヌオくんとやらなのであろう、着ぐるみがいた。
ちなみに色は、ベージュ系統だ。どうでもいいが。
人はまばらにポツポツといるだけかと思ったら、想像以上に居てびっくりした。
十勝が追っているイヌオくんはそろそろ退場ムードになっていて、よっぽど離れるのが辛いのか、泣き出している子供までいた。
……何故そんなにも人気なのか?
思わず隣の金髪を見れば、相手も同じことを思ったようで、顔を見合わせて肩を竦めた。
『十勝、どこにいるの?』
「そこらへんにいるだろ」
『あ、そう。』
適当だなー、と思いながら辺りを見渡せば、
『いた』
「どこだ?」
『あの、犬の着ぐるみの隣。』
「マジかよ…」
十勝を確認して、金髪がドン引いたような表情をした。
私たちの視線の先には、子供を押しのけたのだろうか、ホクホクとした笑顔で着ぐるみのイヌオくんの手を握っている十勝がいた。
……あいつのキャラ、ヤバくないか?