【長完】Keeper.l
「お別れの時間が来てしまいました~!!
それでは皆さんでバイバイしましょう〜!
イヌオくん、バイバァーイ!!」
緑の服を羽織った案内なのだろうお姉さんが挨拶をする。
「「ばいばーい!!!!」」
子供たちは少し寂しそうにしながら手を振っていた。
……あれ?なんか十勝もこころなしか涙ぐんでないか?
少し、目を細める。いや、うん。絶対に涙ぐんでる。ドン引きした。
イヌオくんが退場したのと同時に人がまばらに散って行く。
あたりをキョロキョロしだした十勝に何かを悟ったのか、
ピューーーイッ
金髪が指笛を吹いた。
もいちど言おう、指笛だ。
『…は?』
周りの人が、なんだなんだ、と金髪を見る。周りの騒ぎを見た十勝が私たちの姿を確認してこっちに近づいてきた。
「紫陽、なんでそんなに離れてるんだ?」
私たちの方に来て早々、コテンと首を傾げながら聞いた。
『あんたらと一緒って思われたくないから。』
言おうとしたけど、言ったらきっと寂しそうな顔をするのだろうと思いやめた。
それでは皆さんでバイバイしましょう〜!
イヌオくん、バイバァーイ!!」
緑の服を羽織った案内なのだろうお姉さんが挨拶をする。
「「ばいばーい!!!!」」
子供たちは少し寂しそうにしながら手を振っていた。
……あれ?なんか十勝もこころなしか涙ぐんでないか?
少し、目を細める。いや、うん。絶対に涙ぐんでる。ドン引きした。
イヌオくんが退場したのと同時に人がまばらに散って行く。
あたりをキョロキョロしだした十勝に何かを悟ったのか、
ピューーーイッ
金髪が指笛を吹いた。
もいちど言おう、指笛だ。
『…は?』
周りの人が、なんだなんだ、と金髪を見る。周りの騒ぎを見た十勝が私たちの姿を確認してこっちに近づいてきた。
「紫陽、なんでそんなに離れてるんだ?」
私たちの方に来て早々、コテンと首を傾げながら聞いた。
『あんたらと一緒って思われたくないから。』
言おうとしたけど、言ったらきっと寂しそうな顔をするのだろうと思いやめた。