【長完】Keeper.l
「律〜!僕が手当してあげるね〜!!」
「ありがとう、雪。」
そうか。永富は何もしてないもんな。
くんくん、と腕を引っ張られる。あれ?さっきも引っ張られたよな、なんか既視感。
「里香ちゃんも、手当しよ?」
『いや、大丈夫だよ。先に千歩からしなよ。やってあげる。』
お姫様の手が腫れている。あれ?そう言えば。
『なんであの主犯格を殴ったのが千歩だったの?永富がやれば千歩は怪我もしなかったし1人とり逃すこともなかったでしょうに。』
「あっ、えっと、違うの!」
何故、なんて思いながら千歩の手に消毒液をふりかけて行く。少し痛そうに肩を竦めたけどまぁ、しょうがない。
というか、これくらいの怪我なら別にわざわざ保健室になんか来なくても洗って放置でよかったんじゃないかって思うんだけどね。
そりゃあ、殴られた金髪とか時友達は怪我していないか、とか。していたら手当することが大事だから提案したけど。別に私くらいの怪我ならそこまででもない気がするのだが。
「だって千歩が、僕が隠れてる机の前に立って通せんぼするんだよ~?そりゃぁ僕だってすぐに殴って千歩を守りたかったよ〜。
だって僕達のオヒメサマなんだもん、当たり前じゃ~ん?
だけどさぁ。私がやるって言うから〜。」
「うっ……、ご、ごめん。」
方や一方呆れたように肩を竦めながら話す永富と、頭にうさぎの耳でも生えているのだろうか、その耳を垂らしながら謝るお姫様。
「ありがとう、雪。」
そうか。永富は何もしてないもんな。
くんくん、と腕を引っ張られる。あれ?さっきも引っ張られたよな、なんか既視感。
「里香ちゃんも、手当しよ?」
『いや、大丈夫だよ。先に千歩からしなよ。やってあげる。』
お姫様の手が腫れている。あれ?そう言えば。
『なんであの主犯格を殴ったのが千歩だったの?永富がやれば千歩は怪我もしなかったし1人とり逃すこともなかったでしょうに。』
「あっ、えっと、違うの!」
何故、なんて思いながら千歩の手に消毒液をふりかけて行く。少し痛そうに肩を竦めたけどまぁ、しょうがない。
というか、これくらいの怪我なら別にわざわざ保健室になんか来なくても洗って放置でよかったんじゃないかって思うんだけどね。
そりゃあ、殴られた金髪とか時友達は怪我していないか、とか。していたら手当することが大事だから提案したけど。別に私くらいの怪我ならそこまででもない気がするのだが。
「だって千歩が、僕が隠れてる机の前に立って通せんぼするんだよ~?そりゃぁ僕だってすぐに殴って千歩を守りたかったよ〜。
だって僕達のオヒメサマなんだもん、当たり前じゃ~ん?
だけどさぁ。私がやるって言うから〜。」
「うっ……、ご、ごめん。」
方や一方呆れたように肩を竦めながら話す永富と、頭にうさぎの耳でも生えているのだろうか、その耳を垂らしながら謝るお姫様。