【長完】Keeper.l
それはどういうことだ?予備日とかあるじゃないか。
「だって当日は勿論、予備日も雨になるもん。」
『よく周りの生徒に責められなかったな。』
「龍くん、見た目だけは晴れ男っぽいでしょ?」
『確かに。』
「わー、ただいまー」
「おかえり!」
永富が教室に入ってくる。全然気が付かなかった、トイレでも行っていたのだろうか。
「なんの話ししてたのぉ〜?」
『十勝が超絶雨男だって話。』
永富はへらりと笑った。
「僕も雨男だよぉ〜?晴れなのは多分、律と輝くらいじゃないかなぁ〜?
抗争の時とか、終わったー!ってなった後雨降ってくるもん〜。ギリギリで倉庫に着くからいいんだけどねぇ〜。」
『何それ、超迷惑。』
「紫陽は晴なのか?」
少し拗ねたような十勝が私に視線をよこす。
『まぁ、あまり雨降ったことは無いけど……。それが私の性質なのか、カバー出来るほどの晴れ性質が近くにいたのかは分からないからなんともいえない。』
そう言えばなんだそれ、と笑われた。だって、そうなんだ。
ずっと、【あの人】と。Kのメンツといたから。1人になったことなんてなかったから分からない。
というか、【あの人】が強烈な晴れ男なんだ。笑顔も性格すらも晴れ。
【あの人】ならきっと、どんな雨男が相手だろうが一緒にいても晴れさせることが出来るだろう。
そう考えて苦笑した。私はどれだけ【あの人】が好きなんだ。
どれだけ、
______【あの人】に縋っているんだ。
「だって当日は勿論、予備日も雨になるもん。」
『よく周りの生徒に責められなかったな。』
「龍くん、見た目だけは晴れ男っぽいでしょ?」
『確かに。』
「わー、ただいまー」
「おかえり!」
永富が教室に入ってくる。全然気が付かなかった、トイレでも行っていたのだろうか。
「なんの話ししてたのぉ〜?」
『十勝が超絶雨男だって話。』
永富はへらりと笑った。
「僕も雨男だよぉ〜?晴れなのは多分、律と輝くらいじゃないかなぁ〜?
抗争の時とか、終わったー!ってなった後雨降ってくるもん〜。ギリギリで倉庫に着くからいいんだけどねぇ〜。」
『何それ、超迷惑。』
「紫陽は晴なのか?」
少し拗ねたような十勝が私に視線をよこす。
『まぁ、あまり雨降ったことは無いけど……。それが私の性質なのか、カバー出来るほどの晴れ性質が近くにいたのかは分からないからなんともいえない。』
そう言えばなんだそれ、と笑われた。だって、そうなんだ。
ずっと、【あの人】と。Kのメンツといたから。1人になったことなんてなかったから分からない。
というか、【あの人】が強烈な晴れ男なんだ。笑顔も性格すらも晴れ。
【あの人】ならきっと、どんな雨男が相手だろうが一緒にいても晴れさせることが出来るだろう。
そう考えて苦笑した。私はどれだけ【あの人】が好きなんだ。
どれだけ、
______【あの人】に縋っているんだ。