【長完】Keeper.l
「イヌオくんの、キャラ弁を頼んでおいたんだ!!!!」


ほーら、言わんこっちゃない。



「……キャラ弁?」


すぐさま皆が察したような表情をして若干十勝から距離を取った。その中で時友はなんだか納得したような顔をしている。

「だから輝、弁当をやたらといじってたのか。」

「キャラ弁って、苦手なんだよな……。」

「なんでぇ〜?不器用だから~?」

「輝くんは器用だよ?」

もしゃもしゃと早速自分の弁当を頬張り始めた永富とお姫様。

さすがです、神龍の皆様。君たちってスルースキル高めよね。

ちなみに十勝は色んな角度から連写している。写真の容量、足りるのだろうか?あ、どこかに送り付け始めた。相手可哀想だな。

ちらっと見えた宛先は妹となっている。……夏蝶(なち)。

ご愁傷さまです。
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