【長完】Keeper.l
「輝器用なんだ〜、確かに僕達のお弁当作ってくれてるもんね〜!いつもサクサクと作ってくのに苦手なものってあるんだ〜。」
永富にそう言われると金髪はガシガシと頭を掻いた。
「あー、生モンだからあんまり飯にベタベタ触りたくねぇんだよ。
鮮度も落ちるし、衛生的にも良くねぇだろ?」
「それなのに受けたんだね。」
「だって龍が……、」
「確かにな……」
もしも断ったらすごい勢いで萎れそうだ。出会ってからあまり経っていないけど十勝がイヌオくんを不気味な程に好きだということは分かるからなぁ。
何となく察することは出来る。
突っ込むことを止めて、箸を弁当につける。卵焼きは甘い派だった。いつも食べていた藍の卵焼きは塩派だったので少し新鮮だ。
「美味しいね!里香ちゃん!!」
『そうだね。』
外はまだ、雨が降っていて止みそうにないのに、内はなんと賑やかで明るいのだろう。
戦いが終わったあととは思えない和みだけれど、Kでもそんな感じだったし今は何も考えずにこのままでいいか、なんて考えた。
永富にそう言われると金髪はガシガシと頭を掻いた。
「あー、生モンだからあんまり飯にベタベタ触りたくねぇんだよ。
鮮度も落ちるし、衛生的にも良くねぇだろ?」
「それなのに受けたんだね。」
「だって龍が……、」
「確かにな……」
もしも断ったらすごい勢いで萎れそうだ。出会ってからあまり経っていないけど十勝がイヌオくんを不気味な程に好きだということは分かるからなぁ。
何となく察することは出来る。
突っ込むことを止めて、箸を弁当につける。卵焼きは甘い派だった。いつも食べていた藍の卵焼きは塩派だったので少し新鮮だ。
「美味しいね!里香ちゃん!!」
『そうだね。』
外はまだ、雨が降っていて止みそうにないのに、内はなんと賑やかで明るいのだろう。
戦いが終わったあととは思えない和みだけれど、Kでもそんな感じだったし今は何も考えずにこのままでいいか、なんて考えた。