【長完】Keeper.l
やっと、頭が覚醒してくる。

あぁぁぁぁぁ。やってしまった、かな?

あいつら……。神龍の奴らは分かってしまっただろうか。

こいつ、やばいって。

つうか、美人だから調子にのんなブスって。

結局、美人なの?ブスなの?褒めてんの?貶してんの?

良くわかんないなぁ。

話は戻して。神龍の奴らに警戒されたとしたら……。

それだと、辛いなぁ。ここにいられなくなったら住む所無くなるし、更に【あの情報】と【何かあった時の情報】が手に入りにくくなってしまう。


今は、校舎の中。

そして両サイドにお姫様と永富。

そう。今、私達は理事長室に向かっている。

普通、職員室だよなぁ。なんでだろ?

そして、永富とお姫様の会話。

「理事長ね〜、イケメンなんだよ~。」

「ダンディーな感じ、かな?」

「高一?だか高二?位の娘さんが居るらしいんだけど~、溺愛っぽさそう!な感じ~?」

そんな事に適当に相槌を打つ。

………この話をしっかり聞いていれば良かったなんて、思うのはもう少し後の話。

どうやら理事長は、2階にあるみたい。その間に色々なことを考えた。

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