【長完】Keeper.l
第3項// 新しいクラス
しゃがみこんでいると、足音が近づいてきている事に気付き立ち上がる。
まぁ、近づいてきてる、とは言ってもそこそこ距離は離れているが。
そちらの方を見ると、やはり私の方に近づくいて来て足音は私の前で止まる。
見れば、爽やかで清潔な大人しそうな先生。
「君が、紫陽さんでいいのかな?んじゃあ、行こっか。」
声も綺麗だと思った。
『はい。』
先生は、教室に向かいながら、自己紹介をした。
「僕は、紫陽さんの担任の武本ひろむ。
宜しくね。」
『紫陽 里香 です。よろしくお願いします。』
「ははっ。うん。知ってる。それじゃあ、この学校の説明をさせてもらうね?」
武本先生は、簡潔に纏めてくれた。
1.この学校は、A〜Dのクラスまであること
2.AとCのクラスは暴走族系で、BとDは一般人のクラスだと言うこと
3.頭の良い 暴走族は、Aクラス。一般人は、Bクラス
4.逆に、頭の悪い暴走族系と一般人は、CとDだそうだ。
5.因みに、3ヶ月くらい先の文化祭はミス、ミスタコンなんてあるらしく、参加者は、AとBクラスだけだそうだ。
と、なると。昨日会った奴らはクラスはAかCになるということだ。
もろ暴走族だからね。
私は、どっちなのだろうか。まあ、前の学校が あそこ だと暴走族系でなくても、そういう系統だと思われ Aクラスだろうな。
あ、私、勉強出来るから。流石に先代は理事長あるあるのフラグ折ったんだもの。
勉強では、折らないよ?
「そういえば、」
『はい?』
なんだ なんだ?と、武本先生を見上げる。メガネの爽やかなイケメン。というか背、高いな。
【 あの人 】と同じくらいかも。いや、下手すりゃそれよりも、なんてことがあるかもしれない。
首、痛い。
「雪くんや千歩ちゃんとは、里香さん知り合い?」
……さっきまで紫陽さん呼びだったよな?
まぁ、いいが。フレンドリーな先生なのか?
『まぁ、仲は良くないですかね。昨日知り合ったんで微妙なところです。』
そう告げれば、驚いたような顔をする。
「へぇ。凄いね。同じ車で来てたからつい、第2のお姫様でもできたのかと思ったよ。」
きっと、悪気はないのだろう。だけど、。
『辞めてくださいよ、お姫様なんて。そんなぬくぬくと守られるなんて、反吐が出そうだ。』
そう言ってしまってから、あちゃー、しくったか?と思った。
「へぇ。びっくりした。里香さん、強い子だね。」
案外、流された。まぁ、この教師も野次馬気分のものか?と思ったが。
「こんなにしっかりした子がいるのなら。俺たちの後輩も安定だね。」
その言葉に、ピクンと来た。ああ。
あるあるフラグ、あったな。
《元暴走族の先代が担任の先生》というね?
まぁ、近づいてきてる、とは言ってもそこそこ距離は離れているが。
そちらの方を見ると、やはり私の方に近づくいて来て足音は私の前で止まる。
見れば、爽やかで清潔な大人しそうな先生。
「君が、紫陽さんでいいのかな?んじゃあ、行こっか。」
声も綺麗だと思った。
『はい。』
先生は、教室に向かいながら、自己紹介をした。
「僕は、紫陽さんの担任の武本ひろむ。
宜しくね。」
『紫陽 里香 です。よろしくお願いします。』
「ははっ。うん。知ってる。それじゃあ、この学校の説明をさせてもらうね?」
武本先生は、簡潔に纏めてくれた。
1.この学校は、A〜Dのクラスまであること
2.AとCのクラスは暴走族系で、BとDは一般人のクラスだと言うこと
3.頭の良い 暴走族は、Aクラス。一般人は、Bクラス
4.逆に、頭の悪い暴走族系と一般人は、CとDだそうだ。
5.因みに、3ヶ月くらい先の文化祭はミス、ミスタコンなんてあるらしく、参加者は、AとBクラスだけだそうだ。
と、なると。昨日会った奴らはクラスはAかCになるということだ。
もろ暴走族だからね。
私は、どっちなのだろうか。まあ、前の学校が あそこ だと暴走族系でなくても、そういう系統だと思われ Aクラスだろうな。
あ、私、勉強出来るから。流石に先代は理事長あるあるのフラグ折ったんだもの。
勉強では、折らないよ?
「そういえば、」
『はい?』
なんだ なんだ?と、武本先生を見上げる。メガネの爽やかなイケメン。というか背、高いな。
【 あの人 】と同じくらいかも。いや、下手すりゃそれよりも、なんてことがあるかもしれない。
首、痛い。
「雪くんや千歩ちゃんとは、里香さん知り合い?」
……さっきまで紫陽さん呼びだったよな?
まぁ、いいが。フレンドリーな先生なのか?
『まぁ、仲は良くないですかね。昨日知り合ったんで微妙なところです。』
そう告げれば、驚いたような顔をする。
「へぇ。凄いね。同じ車で来てたからつい、第2のお姫様でもできたのかと思ったよ。」
きっと、悪気はないのだろう。だけど、。
『辞めてくださいよ、お姫様なんて。そんなぬくぬくと守られるなんて、反吐が出そうだ。』
そう言ってしまってから、あちゃー、しくったか?と思った。
「へぇ。びっくりした。里香さん、強い子だね。」
案外、流された。まぁ、この教師も野次馬気分のものか?と思ったが。
「こんなにしっかりした子がいるのなら。俺たちの後輩も安定だね。」
その言葉に、ピクンと来た。ああ。
あるあるフラグ、あったな。
《元暴走族の先代が担任の先生》というね?