【長完】Keeper.l
上からこの様子を見てた十勝たちにこっちへ来いと言われ足を運ぶ。

さっきの様に皆並んでいた。

改めて言おうか。

さぁ、息を吸って。

『今日から居候させて貰う、紫陽里香だ。居候の条件は、抗争の時の戦闘要員。

裏切りはしない。私の考える裏切りは敵と繋がって情報を流したりして、神龍に損害を与えること。

それは、しない。したら、この世界から姿を消す。それは、私にとって死ぬ事と一緒だから。

今日から、よろしく頼む。』

届いた、だろうか?見渡せば、ざっと300人。

さっきまでまばらにされていた拍手だが、今はみんながしてくれる。

唐突に。その中で永富が声を上げる。まるで私を試すように。

本当に、空気、読めよ。

ほら、だから、

「上からもの申すのが悪いと思うのなら〜、マイク持って下に降りれば良かったんじゃないの~?」

______空気が変わる。重くなる。
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