【長完】Keeper.l
『顔だけじゃない。他にも、人数を把握できる。

今日、今。ここにいるのは300ちょいだね。この族は約300人構成か。

私、10人単位で多いか少ないか分かるよ。』

更に、続ける。

『今、怪我をしている人はいないわね。リンチされたような大きな怪我。

良かったわね、平和で。まだ。』

『分かる?上に立つだけで人の顔、人数、みんなの怪我の様子までわかるの。特に私は目が人よりいいのよ。それでも、たとえ良くても、下にいたらここまで見えない。

直接自分の目でどんなのか見たかったんだ。

だって、時友。自分たちの族の人数教えてくれなかったものね?』

時友に皮肉を込める。

そこまで言って、

『合格かしら?永富。』

わざと挑発する様に言えば。

降参だよと微笑まれた。

そこから親睦会が後日するとこに決まった。
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