10代の病んだ魂たちへ ~イジメ復讐~

「ぐあっ…! うっ…!」

腹を蹴られて、顔をぶたれた。

髪もつかまれたし、みんなが見ているところで恥ずかしいこともやらされた。

ただ、僕がいじめられたのは、この時に始まった話ではない。

僕は小学校のころから友達と言うものがいなかったし、嫌がらせだって毎日受けてきた。

しかし、中学生になってから、度を越えた嫌がらせが増えたのは確かだ。

弱くて小さな身体つきの僕に対して、いじめっ子達の力はどんどん強くなっていく。

僕はほぼ毎日、彼らの暴力によって傷だらけになった。
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