弟子にしてくれないと泣くかしら!
「ちょっと、その本見せてほしいかしら!」
「あ、おい!」
ひったくる様にルイから本を奪う。
本の表紙には見覚えのある星の模様。
そして中身をパラパラとめくり、ざっと確認して確信した。
これは人からみたら、薄汚れた汚い本。
だけど内容は魔法使いにとってはとても価値あるもの…かつて、同士と共に研究した魔法がその中にはかかれている。
ただ禁忌の魔法や、国を滅ぼすような大魔法、獣の耳を生やしてみる等々くだらない魔法もそのなかにかかれてある。
勿論、中身は解読できないように暗号化される魔法をかけているが見るからに綻びが生じて、暗号化が一部消えてもとの文章になっているところもある。
何故それがここに…。
なんにせよ久しぶりにみるそれは、
「懐かしいかしら」
「…懐かしい?」
「あ、おい!」
ひったくる様にルイから本を奪う。
本の表紙には見覚えのある星の模様。
そして中身をパラパラとめくり、ざっと確認して確信した。
これは人からみたら、薄汚れた汚い本。
だけど内容は魔法使いにとってはとても価値あるもの…かつて、同士と共に研究した魔法がその中にはかかれている。
ただ禁忌の魔法や、国を滅ぼすような大魔法、獣の耳を生やしてみる等々くだらない魔法もそのなかにかかれてある。
勿論、中身は解読できないように暗号化される魔法をかけているが見るからに綻びが生じて、暗号化が一部消えてもとの文章になっているところもある。
何故それがここに…。
なんにせよ久しぶりにみるそれは、
「懐かしいかしら」
「…懐かしい?」