弟子にしてくれないと泣くかしら!
当然広いため外に取り逃がしてしまう魔物もいたが、迅速に被害を最小限でとどめ、比較的平和だった。


そんな時代に前触れもなく事件はおきた。




“王 殺害事件”



この事件でなにかと王と対立することが多かった私が殺したという罪をきせられ殺されかけた。




何とか敵の目を欺き、今こうして生きている。




それから何年もたった今でも王を殺害したノアは真実を知らない民の間では悪だと人々へ伝わっているのだ。





…ニーアがお茶をいれる間、暇すぎて昔のことを思い出してしまったかしら。




同時に眠くなってきてしまう。



歳、なのかしら。



あと少しで本当に寝てしまうというタイミングでニーアがお茶を持ってきた。



「随分と遅いかしら」



「ごめんなさいなのですよぉ。ちょっと特別なお茶をいれててぇー、でも今のノアには絶対必要だと思いますよぉ?」



そうして出されたのはお茶とは思えない奇妙な色をした液体。


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